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スポーツウオッシング [フットボール]

10月18日にJ SPORTSで放映されていた『サッカーニュース Foot! MONDAY』という番組でイングランドプレミアリーグ・ニューカッスル買収を扱っていた。買収先はサウジアラビア系ファンド。地元ではクラブやチームの改革・強化が進むとして歓迎しているものの、番組コメンテイターはサウジアラビア皇太子の息がかかっているファンドの問題を語っていた。サウジアラビアはジャーナリスト殺害問題への疑念に代表されるように、外交政策や人権問題が内外から問われており、その悪評をスポーツへの出資やクラブ役職につくことにより悪いイメージを払しょくさせる目的もあるという。これは「スポーツウオッシング」と呼ぶものだそうである。
スポーツウオッシングはむしろ日本では日常的ではないかと思われる。
かつては政商とされる実業家がオーナーとなったプロ野球チームの人気と実力をかさにメディアに圧力、自社の利益拡大、我田引水ならぬ我田引鉄のためにオリンピック委員会のトップとなり、自社エリアでオリンピックを開催し、新幹線を引かせたこともあった。あるいは内閣支持率一桁で辞任した首相が「大西先生から『ラグビーに恩返しできる人間になってみろ』と言われた」から、ラグビー協会会長となり、さらにはオリンピックの組織委員会トップになったこともあった。そういえば、経営が苦しくなった選挙区のJクラブに出資し、会長になって、サポーターを票田にした人物もいたな。事業や政策などどうでもよく、スポーツウオッシングの典型なんだが。
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