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『突撃!ヒューマン!!』発掘される [雑談]

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20100114/enn1001141604006-n2.htm

1972年、当時の一部のチビっ子たちをトリコにしながら、「映像は現存しない」(特撮関係者)
とされていた幻のヒーローの雄姿が、仙台市の一般家庭から偶然にも“発見”された。映像は
地元テレビ局がDVDに収録し、昨年末に発売された。

 復活した幻のヒーローは「突撃!ヒューマン!!」。72年10月7日から日本テレビ系で
土曜午後7時半のゴールデンタイムに放送された。実はこの時間帯、NET(現テレビ朝日)
では「仮面ライダー」が放送されており、多くの子供たちは仮面ライダーを見ていた。その点
からも“幻”の作品と言える。

 収録は関東地方の公会堂などで行われ、チビっ子を会場に集めて劇が進行。「8時だョ!
全員集合」と似たつくりで、特撮物としては極めて珍しい設定だった。

 夏夕介(59)演じる体育教師の学校周辺に怪獣が襲来し、暴れ回る。見かねた会場の
チビっ子たちが、事前に配布された円盤を回して「ヒューマーン!」と声援を送ると夏が
変身し、怪獣をやっつけるという展開。だが、当時としては珍しいVTR収録がアダとなった。
「テープが高価で、放送終了後に別の番組を上書きしていたため、マスターテープが存在
しない」(業界関係者)というのだ。実際、現在まで復刻版は出ていない。

 キャラクター制作は「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」の美術監督だった故・成田亨氏
が担当。ヒロイン役は、後にキャンディーズで大人気となる田中好子(53)で、特撮ファン
の間では“幻の作品”として伝説となっていた。

 その「ヒューマン」が激しく動くシーンが昨年12月23日に発売されたDVD「懐かしの
せんだい・みやぎ映像集 昭和の情景」(仙台放送)に収録された。シーンは仙台市内
の大型スーパー屋上と郊外にあったレジャー施設で行われたショーをアマチュアカメラ
マンが8ミリフィルムで撮影したもの。

 同DVDの企画プロデューサー、伏谷宏二氏(42)は「一般の方が持ち込んだ昔の
フィルムに偶然、ヒューマンのステージが映っているのを見つけて驚いた。ヒューマン
の放映時、仙台はNETの系列局がまだなく、子供たちはみんな仮面ライダーではなく、
ヒューマンを見ていましたからね」と語る。

 「ヒューマン」の放送は全13回、わずか3カ月で打ち切られた。視聴率が仮面ライダー
に及ばなかったのが最大の原因といわれている。ただ、伏谷氏は「仙台では認知度が
高く、放送終了後にショーが企画された。怪獣やヒューマンの衣装、中に入っている
スーツアクターは放送と同じだった可能性が高い」という。今回のDVDは事実上の
復刻版というわけだ。

 『封印作品の謎』(太田出版)の著者で特撮番組に詳しい安藤健二氏(33)は
「生まれて初めてヒューマンの映像を見た。私も映像の行方を追っていたが絶望的
だと思っていた。今回のDVDは日本の特撮番組の歴史を考えるうえで貴重な資料」
と話している。
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http://www.ox-tv.co.jp/shopping/dvd-showa.shtml
故成田亨氏(いとこの娘が『エイリアン通り』の成田美名子らしい)とは直接関係ないの
ですが、このDVD、音楽が『ウルトラセブン』の冬木透氏だったりします。
局や制作会社が発掘し、「知的財産」として、できるだけ公開してほしいものです。
できる範囲でソフト化も希望します。
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