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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』 [映画]

公式サイト http://wakamatsukoji.org/index.html

尺は三時間以上。これも本来はプログラムピクチャー二本でやるか、インターバル入れる
べきかと。
観客は結構多く二十人ほど。しかし、どう見てもほとんど五十代以上。寝る人も結構いま
した。そういうシャシンでしょう。
若松監督は不器用だと思います。「実録」と言われると深作監督を思い浮かべますが、
アングル・ブックどちらもストレートに過ぎます。技巧が足りなく感じました。
なぜ、連合赤軍ができたか、にまず重きを置くべきだったでしょう。
「現在」の人に見てもらうには。
中盤の「総括」という名のリンチ、バイオレンスはストレートに描くものではなく、深作
流の「それを否定するために描かれるバイオレンス」の色をにじませるべきだったか。
組織が個人を抹殺する様子、人民を解放するべき人達が内部では規律に押し込める
矛盾はわかりますが。
メンバーのその後は字幕ではなく、ヴァン=ヘイレン「ホット=フォー=ティーチャー」
ビデオクリップ方式がよかったのでは。
やりたいことは理解できますし、佐々淳行へのカウンター意識もあったでしょうが、エンター
テインメント性がもう少しほしかったと思います。
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たけ

機会があればこの作品見たいと思っておりました。WOWWOWかスカパーあたりで狙っております。
by たけ (2008-05-06 16:09) 

坪井

>たけ様
「テレビ」と名のつくメディアや近頃のシネマコンプレックスでは厳しい
かと思われます。「濃い」劇場かDVDになるかと思います。
by 坪井 (2008-05-06 20:49) 

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