SSブログ

「トラック野郎 鈴木則文」 [映画]

『日本経済新聞』2009年2月21日付朝刊「交遊抄」。
同コーナーでは2008年8月20日付で澤井信一郎
監督が鈴木監督を紹介している。
ちょうど半年。「交遊抄」は「笑っていいとも」のテレ
フォンショッキングの性格もあるのか。
鈴木則文(『のりふみ』ではなく『のりぶみ』)の交遊
は当然文太兄ィだ。
新東宝から松竹を経て東映に移籍したばかりで、周
囲の評価も高くなかった文太は鈴木監督と文学青年
同士気が合って交流を深める。監督は当時の文太に
花を見出す。
『仁義なき戦い』シリーズ終了後、文太が『トラック野
郎』の企画を持ち込み、実行。監督は文太にコミカル
な演技ができるか心配したが、懐の深さに感心。
たしか、あのシリーズは桃次郎ではなくジョナサン(愛
川欽也)の持ち込み企画というのが通説だったと思う
が、まあいいか。
鈴木監督自身もB級ヤクザ映画や下品なギャグの人と
いう印象はあるが、基本はきちんとできている人。そう
でなければ加藤泰に見出されない。
人間、どこかで自分を評価してくれる人との出会いがあ
ればいいですね。

これが拙ブログの(表向き)千本目の記事になりました。

トラック野郎 御意見無用 [DVD]

トラック野郎 御意見無用 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 2

えどもん

No.1000 おめでとうございます。

トラック野郎は映画館で1本だけ見たことがあります。
いつだったかは全く記憶にありませんが...
by えどもん (2009-02-22 02:36) 

坪井

>えどもん様
ありがとうございます。
「表向き」というのはネタがつまらなくて公開後に削除したものや
期間限定ものがあるためです。
『トラック野郎』『男はつらいよ』はツアーバスで暇つぶしに流す定
番です。『トラック野郎』は明らかに『男はつらいよ』を濃くしたもの
です。「東映的男の世界」対「松竹ホームドラマ」ですね。
by 坪井 (2009-02-22 22:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0