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「母べえ」 [映画]

公式サイト http://www.kaabee.jp/

もう他に言いようがないですね。
「山田監督が好みそうなテーマ」。
あるいは中期以降の「男はつらいよ」に見られる「インテリが描く庶民」ですね。
庶民というものは日常を貧しさや忙しさがあって、それにめげずに生き、みんな素直で、
いろいろな苦労に耐えている、というものですね。
山田監督には「本音」「品のなさ」「無知ゆえの乗せられやすさ」等がわかっていないか、
隠しているようなところがあると思います。「B層」などという概念は当然ないでしょう。
「反戦」をテーマとするのならば、澤井信一郎監督で大西巨人の『神聖喜劇』をシャシン
にすべきでしょうが、商業映画としては制作委員会のスポンサー(特に広告代理店)がつ
かないでしょう。

しかし、小屋で戦争経験がある老人が見に来ているのはいいとしても、「あんなこともあ
ったよね」とかいちいち話さないでほしい。家でDVD見ているならまだしも。

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東福岡12-7伏見工 [映画]

2007年の1月30日の記事(注)で、製作委員会もののシャシンに対してネガティブなことを
書きましたが、いい監督がこれに組み込まれて落胆させられたものと言えばこれでしょう。

スクール・ウォーズ HERO

スクール・ウォーズ HERO

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 2007/01/27
  • メディア: DVD

本作はこれ以上に実話・協会推薦、さらに関本監督へのオファーが「ここの高校出身だか
ら」という安直かつ話題性という重しのためにシャシンとしては面白くないものにできあ
がってしまいました。
自由がきけば、SAYAKAよりも和久井映見にフォーカスを当てそうな人と思います。
これで感動できるならば『東雲楼 女の乱』がお薦め。不良よりも女郎、初期の女番長
(スケバン)ものやポルノ見たほうがいいです。

(注)http://blog.so-net.ne.jp/tuboi/2007-01-30-1


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本日より出勤 [映画]

とはいえ、眠い。
スペースシャワーでエリック=アイドルの「ラトルズ」見てたらだめでしょう。
「モンティパイソン」のスケッチそのまんまと言えばそれまでですが。


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これ、田舎で上映しますか? [映画]

『映画秘宝』(洋泉社 2008年2月号)によると、吾妻ひでお原作の「チョコレート・デリンジャー」を
杉作J太郎監督で映画化するとか。興味はあるが、九州の田舎では上映してくれる小屋がない。
近頃はシネコンという大手資本とショッピングセンターがタッグを組んだものしかない。あってもピンク
~それはそれでいいのだろうが。
DVD待ちですかね。しかし、三蔵がロマン優光って、まんまだよ。


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CSザ・シネマで12月15日は吹き替え祭り [映画]

「ダーティーハリー1~5」山田康雄。
「続荒野の用心棒」小林清志。
「青い体験」池田昌子。

数年前までは原語字幕原理が圧倒的だったけど、とりみき本や『映画秘宝』あたりの影響か、見直し
されているのでしょうか。
あたしが子どものころはテレビで映画見るときは地上波しかなくて、音声多重なんてなかったから、
映画雑誌に「なかのひとインタビューコーナー」なんてあって、この俳優さんと言えばこの人が演じて
ますなんて掲載されていたものですが。
ダーティーハリーの場合は、康ベエ以上に一作目の堀勝之祐氏のさそりの(ある意味笑える)インパ
クトが強いのですが。
池田氏をオードリーでなく、ラウラ=アントネッリとは嬉しい不意打ちです。これ、忘れてた。
時々、こういうの、やってもらえませんかね。


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『鉄腕投手 稲尾物語』 [映画]

1959年3月21日公開。本多猪四郎監督。
本多監督のシャシンでは「怪獣が出てこないほうの作品」とされているが、稲尾や中西や河村英文、
仰木らは(いい意味で)「怪獣」と同等にしか思えぬ。
冒頭に監修の三原監督による「登場人物は映画的に作られたものである」の言葉通り、スターの
ファンタジーあふれる生い立ちものです。
当時は日活の森永監督の「力道山」や「若ノ花」と同系統のスポーツ根性もの、あ、どれも同じ菊島
隆三ものだった、でございます。
バスで稲尾が一目ぼれする白川由美が少し萌えどころ、とか、東宝のスターキャストの揃い具合も
素晴らしい。DVD化はないのか。私も衛星映画劇場でしか見ていない。


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しまった! [映画]

先週の日曜日鈴木則文上映会&トークショーやってたのか。
知らなかった。
映画はシネコンで見るものに飼いならされていたらだめだ。
やっぱり、街中の「小屋」に入らないと。


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東映チャンネルと契約されているパリーガーの皆様へ [映画]

11月は未ソフト化作品『東映優勝 背番号100』が放映されます。
球団創設から1962年の優勝までを描く記録映画らしいです。
背番号100は大川博オーナーのもの。
末裔のファイターズが大社前オーナーの背番号100を永久欠番にしたらしいですが、
元々は大川オーナーのものです。
スポーツ歴史発掘や遺跡巡りが好きな方にはどうぞ。

http://www.toei.co.jp/cs/


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元ネタ発見 [映画]

新諸国物語 「笛吹童子」

新諸国物語 「笛吹童子」

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2004/10/21
  • メディア: DVD

霧の小次郎(大友柳太朗)「あ、笛吹童子だ。俺はあの笛の音を聞くと妖術が使えなくなるんだ」
平山プロデューサー、まさか~以下略。


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新幹線大爆破 [映画]

新幹線大爆破

新幹線大爆破

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: DVD

東海道・山陽新幹線が博多まで開業したその年に思いっきりやっちゃったシャシン。三角マーク
オールスターキャスト+宇津井健ほか。
ジョン=ウーにも影響を与えたようなパニックもの。
併映は『ずうとるび 前進!前進!大前進!!』。
海外版ではセクトとか過激派がわからず、はしょられているらしい。
千葉ちゃんの相方の運転士が小林稔侍(ほとんど冒頭秒殺当時としてはおいしい)であったり、救援
車両運転士が千葉治郎って笑うとこですか?とか、総裁・志村喬の威厳と見どころいっぱい。
ハンペン・うえだ峻の情けなさもきわだっている。
ダレ場がない。
もしも、今だったら、JR東海と西日本の対立で爆発していたやも知れぬ。
しかし、当時の監督はどうしてみんな「ペキンパーごっこ」をやりたがっていたんだろう?それだけ、
あの技法が当時際立っていたのか。


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『空の大怪獣 ラドン』 [映画]

空の大怪獣 ラドン

空の大怪獣 ラドン

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

関八州処払いの身だと、ロケ地がどう扱われているかというのが気になります。
全然本編には関係ありません。
本作においても「オイオイ」と突っ込んでしまうところと「歴史」を感じますね。
「阿蘇山麓に炭鉱はないが」とか「西海橋」(笑)とか、「西鉄福岡駅は現在と違って、一階だった」
とか「当時の新天町の貧相さ」や「ラドンが潰したビルは、地域一番店・岩田屋だったが、今では
幽霊ビル」「福岡スポーツセンターは今ではシティホテルだろ」などに目が行きます。
自分でも何を考えているのか。


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ついに毒電波シャシン、DVD化! [映画]

ドカベン

ドカベン

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2007/09/21
  • メディア: DVD

かつて見たときにあまりのおバカぶりに熱出ました。東映東京ですから、里中役がいません。
トラック野郎の鈴木監督ですよ。まともなシャシンなわけないですよ。拓ボンの殿馬が投げ飛ばされ
ながら「秘技白鳥の湖は最高ズラ~」と言っているときにポカーンとしてしまいました。
最初から最後まで吹っ飛んでます。ラスト見ると続編作る気だったんでしょうが、併映「恐竜 怪鳥の
伝説」がもう一つだったためですかね、企画がなくなったのは。


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三角マーク的今週のテレビでの映画案内 [映画]

・『地下室のメロディー』(1963年フランス) 7月25日21:00~ NHK衛星第二
石井輝男監督の『御金蔵破り』は本作の影響を受けたという説があります。
ギャバン=千恵蔵、ドロン=橋蔵ですか?
ちなみに、『御金蔵破り』のチーフ助監督・平山享氏はのちの『仮面ライダー』プロ
デューサーです。
・『ルパン三世 霧のエリューシブ』  7月27日21:03~ 日本テレビ
栗田貫一には悪いけど、「安直」と思うんですよね。やはり、「『風魔一族の陰謀』キ
ャスト総入れ替え事件」が因縁物件なんでしょうか?
『風魔一族の陰謀』脚本の内藤誠氏は監督時代、当時東映の人気シリーズだった
『女囚さそり』の監督オファーが会社からあったときに、「それまで撮ってきた後輩・
伊藤俊也監督の仕事をとるのは悪いから」という理由で断ったそうです~『東映ピ
ンキー・バイオレンス浪漫アルバム』(徳間書店)。
ところが、伊藤監督がのちに『くたばれ!ノストラダムス』の総監督になっているんですよね。
筋が通っている。


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追悼熊井啓監督 [映画]

やはり『海と毒薬』ですよね。私にとっては。
大学の医学部の醜い部分を見せたという点では、モノクロ画像の中で。
ご冥福をお祈りいたします。


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追悼 塩沢ときさん [映画]

http://www.toho-ent.co.jp/actress/show_profile.php?id=1237

http://www.toho-ent.co.jp/information/information.php?record=168&page_top=0

私の印象では、「特撮女優」、テレビ『愛の戦士 レインボーマン』の魔女イグアナがインパクトがありました。
ご冥福をお祈りします。


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これ、実写化できるの? [映画]

予算、後者だとハリウッドなみに要るし、前者は絶対難しいど。
しかし、こういうことに手を出すということは、「タツノコプロはもはや制作会社ではなく、
版権管理だけの会社です」と決めつけていいということですね。
上場企業の子会社は、大きなことはもうできないんですわ。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=157568&lindID=5


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あつい壁 [映画]

公開年月日=1970年5月16日
製作=「あつい壁」製作実行委員会

西日本に住んでいると、学校とか会社の研修などで、「啓発映画」というジャンル(あるの
か?)の映画によく接することがありますね。以前見せられた映画で「監督山下耕作」というクレジットに転びそうになったことがありましたよ~「松本治一郎伝」じゃありません。
この作品ですか?『砂の器』が「セメント」なら、「シュート」ですね。
しかし、スタッフがある意味こういう映画では豪華です。
撮影の内田周作氏は(たぶん)吐夢さんの息子さんですよね?
劇伴の宮下氏は東映アニメの作品での選曲の方ですか?
脚本に長谷部安春もいるし。
当時は地場の大手企業もこういう映画のスポンサーになっていたのですね。
家族が食事に行ったデパートは火災で焼失。
多々良純が乗った電車はいまでは小田急の博物館に展示されていると聞きます。
チョイ役の「バッテン荒川」(クレジットではそうでした)にも注目。「トラック野郎」や
「ウインスペクター」だけではないです。
本質とはあまり関係ない話ばかりで、失礼しました。


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製作委員会 [映画]

先ほどまで、NHKラジオ第一の「NHKジャーナル」という番組で「2006年の邦画の興行収入が洋
画のそれを抜いた」という話題が、評論家の佐藤忠男氏の電話インタビューも交えて取り上げられ
ていました。
邦画の多くは、放送局や広告代理店・出版社・映画会社等が製作費を出し合い、それぞれの得意
分野を生かして、上映するシステム。
リスク分散、多額の予算が出せる誰でもが楽しめる大作ができる反面、「濃い内容」のもの等が敬
遠されるという難点もあります。
特に最近のようにテレビ主導になると、「視聴率」を意識し、キャストから立ち上げて企画するという
ケースも目立つと言われています。
番組ではプロデューサー・監督の権限強化を、と結んでいましたが、撮影所システムの匂いがする
「映画人(カツドウヤ)」が思い切り表現できる場もほしいですね。


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「それでもボクはやってない」 [映画]

「反体制的シャシン」をいかに商業映画として成立させるかというのは大島渚以来、1970年代の
鈴木則文・伊藤俊也等時代に合わせて制作されてはきたと思うのですが、今回の周防監督も
うまくできてますね。メディアが送っているのは「警察発表」、しかも警察や検察の内情はああいう
もの、そういえば「女囚さそりシリーズ」の冒頭に「これは実在の刑務所とは関係ない」というエクス
キューズだって、嘘がかなりある~つまり内情も含まれてます~てことですよね。
最近、世間様では冒頭の瀬戸朝香の弁護士ではありませぬが、「犯罪被害者救済」が声高に叫ば
れてますが、双方の言い分がどうなのかが大事ですよね。
ここでは、裁判所が裁判官転勤がターニングポイント。よくある話ですが。
私もあなた~って、こんなブログ読者いるんですか?~もいつ被告になるか、されるかわかりません。

ところで、制作のフジテレビ、民事で娘がフジテレビ勤務という裁判官にフジサンケイグループの
労働争議を裁かせたことがあったな。杜撰な判決出して。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/fujisankei/


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丹波哲郎氏のご冥福をお祈りいたします [映画]

人間、いつかは、なんですけど、本当に大霊界行かれたんですよね。
「キイハンター」とか「番外地」など。話が締まるんですよね。
あの話って、本当ですかね?
「人間革命」に出たときに「その筋」の営業で戸田コスプレ~これがそっくり!~で舞台に出て、
開口一番、

「南無阿弥陀仏!」って叫んだ伝説。


『チャイナ・シンドローム』 [映画]

1979年公開。監督・ジェームス=ブリッジス

このシャシン見て、当時の「プロ市民」は「ほら~、原発はやっぱり危険なんだー!」と思ったらしい
けど、それだけじゃないの。原子力発電所は一番扱いやすい題材だったのね。
私が本当に感じたのは。
1.「組織」は自己防衛のためなら、何だってやる。個人は「駒」。
これは左右官民問わない。
2.「公的」といっても電力「会社」なら私企業。それゆえ、究極の目標は利潤をあげることにあり、
安全よりもコスト削減優先は当たり前。
3.情報は「加工」されて流される。

当たり前のこととはいえ、日常でもこれを心に持って生きていかないとね。


『海と毒薬』 [映画]

製作=「海と毒薬」製作委員会 公開=1986年10月17日 監督=熊井啓

これと『白い巨塔』(1966年 監督=山本薩夫)まとめて見ると、大学の医学部って本当、嫌になり
ますね。しかも、これ、実話に基づいてますし。結局七三一部隊同様、「アメちゃんの都合」で、社会復帰なんですが。
戦争ってかっこいいものじゃない。「国を守ること」は美しくなく、汚らしいものがやっぱり潜んでいる
わけですよね。
しかし、ミッキー成田、かっこいいわ。世代的にはテレビの『柳生一族の陰謀』の烏丸少将ではまっ
たけど。何でもNHKでやってたアニメの『おじゃる丸』ってミッキーにインスパイアされたらしいとか。


『毎日が夏休み』 [映画]

1994年6月11日公開 製作=パイオニアLDC=サンダンスカンパニー 監督=金子修介

大島弓子?「チビ猫」いうイメージしかわきません。
世間では、このシャシン、「佐伯日菜子デビュー作」という概念でくくられてるようですな。
最近は「アスリートの妻」が売りみたいですけど。
内容は金子節炸裂。いい会社、いい学校、といったって、一皮剥けば、人間性なんて・・・。
人間「ハダカ」なってみて、価値あるか、ということでしょうか。
金バッジだからって、本性がよくないのはステレオタイプじゃなくて、いっぱいいますよね。
佐伯日菜子のモノローグ、何となく、谷山浩子ぽかったな。あの世代あたりが、「すれてない」最後
の世代だったんかな。


日本沈没 [映画]

旧作で復習&予習をしようと思ったが、旧作もレンタルでなかった。
ツッコミ・茶々入れしかしません。
・旧作見た人へのサービスは丹波さんだけ?藤岡さんかいしださんも出てほしかったな。
東映系だと、原作者出演のサービスもあるのに。
『ドカベン』の水島新司、『スケバン刑事』の和田慎二、『大いなる助走』の筒井康隆とか。
・同じ大学出て、同じヅラ被っても兵ちゃんの方が現実の首相より国民のことを真摯に考えている。
・あの築城400年で浮かれる城が吹っ飛んだときに、ちょっと喜んだ私には賊軍(薩軍)のDNAがあ
るようです。父は、「俺の育った街が」と絶句してました。
関東の人には109がそのまま倒れていくのが衝撃かも知れませんが。
・柴咲コウは設定では「神戸で大震災に遭い、東京に移り住んだ」ことになっています。ということは
時代は2010年代ですよね?でもどうして「地上波アナログテレビ」があるんでしょう?しかも映ってい
るのはそれまでに「球界再編」で存在しているかどうかわからない某プロ野球チームのゲーム。
・原作・旧作以上に経済の話が出てきますね。株価や日本国債売りまくりとかお寺が国宝を米国送
りなんて。
・あと少しで輸送船が流されるとか、橋倒壊とか、『悪魔のいけにえ』ぽい。
・トヨエツ暑苦しい~これは芸風か。
・「皇室はスイスに」。皇室はタブーではなくなったのか。しかし、「製作委員会」メンバーは、亀田テ
レビにブル新、広告代理店。浜岡や伊方、川内がボロボロなってるのに、さすがにそこは描けなか
ったようです。こっちの方が今やタブーか。
・『仁義なき戦い』の「タクシー屋のおっちゃん」は処世術がうまくなっている。
・筒井の『日本以外みんな沈没』はシャシンにできないのか?


『五月みどりのかまきり夫人の告白』 [映画]

製作=東映京都撮影所 1975年11月1日公開 監督=牧口雄二

一時間少しの「オムニバス」(と言っていいのか?)の添え物ポルノ。同時上映は『新仁義なき戦い
組長の首』。
タレントで大学教授の夫(山城新伍)を持つみどりが、夫と教え子の浮気を知り、自分も男遍歴を繰
り広げる話。
音楽=渡辺岳夫って、一見豪華ですが、チェンバロのワンフレーズが流れるだけ。『キャンディキャン
ディ』主題歌を彷彿させる曲です、って、本当は低予算ポルノを省みず、大家・渡辺先生にギリギ
リの予算で作曲していただいた、という雰囲気丸出しです。
メインはやはり伊吹吾郎演じる台詞のない殺し屋です。『ゴルゴ13』のモデルは高倉健と言われて
いて、実際に健さん主演でシャシン一本できているんですが、伊吹吾郎でもどうか、と思っていたの
ですが、よく考えてみたら、伊吹吾郎も日テレでさいとうたかを原作の『無用ノ介』やってましたね。
当時、五月みどりは全くのゴルフ音痴で牧口監督が直接指導されたとか。でも、息子はプロになっ
たんですよ。
当時不評だったあのオチ、実は当時の五月みどりの婚約者のクレームで変えられたとか。
福本清三さんも奮闘されてます。
まあ、「お暇なら見てよね」。


『徳川セックス禁止令 色情大名』 [映画]

製作=東映京都撮影所 1972年4月26日公開 監督=鈴木則文
ポルノと反体制とおバカがミックスしたシャシン。当時としてはゴールデンウイークの力作。
併映は『不良番長 のら犬機動隊』(監督=野田幸男)。
うちはあんまり「ネタバレ」やりたくないですし、他に多数評しているサイトもあるので、こぼれ話を。
宮内洋『ヒーロー神髄』(風塵社)によると、当初宮内氏がキャスティングされたらしいのですが、
TBS側から「『キーハンター』で人気が出てきた宮内君をポルノに出さないでください。イメージを
落とします」と言われて、出演できなかったとか。おそらく、成瀬正孝の生真面な家臣の役だったの
でしょう。
もしも、宮内氏が出演していたら、宮内=ピラニア軍団、成瀬=ヒーロー、まさか。
ちなみに名和宏の殿様が出した「閨房禁止令第百七十五条」。現代刑法では百七十五条はわいせ
つ物頒布。当時騒がれていた「ポルノ解禁」を鈴木監督なりに表現したものでしょうね。
しかし、九州・唐島藩って、安直な名前ですね。


追悼 今村昌平監督 [映画]

『復讐するはわれにあり』ですよね。自爆していく男の生き様。
原作にあった、刑確定後にイエスの教えにあらためて目ざめる変化が描かれていないのはやや不
満でしたけれども。
『にっぽん昆虫記』、関本郁夫の基礎を立てた映画らしいので、一度真面目に見たいと思います。


ダヴィンチコード [映画]

行ってきました。場所は地元のダイエーの隣のシネマコンプレックス。
家族と行ったんですが、指定席バラバラになるくらいフルハウスでしたよ。
内容ですか?映画の話では浜村淳的行為はルール違反なので詳しくは書きませんが、エンドロー
ルにあるとおり、「フィクションです」。
宗教の話になると、敬虔な人がいろいろと言ってきますから。
鈴木則文監督の『聖獣学園』みたいにヨーロッパでは一週間で打ち切られるなんてこともありますし
ね。


『緋牡丹博徒 仁義通します』 [映画]

1972年公開、製作=東映京都。監督=斎藤武市
シリーズ最終作なのですが、脚本は高田宏治。鈴木則文はタッチしていません。関東テキヤ一家
シリーズでも最終作の監督は鈴木氏ではありません。
今回は清川虹子の組の跡目争いで待田京介が寝返ってしまうという内容なのですが、初期作では
藤純子と殴りこみに参加した待田が(役名は違うとはいえ)、敵方になるんですよね。少し悲しいも
のを感じますね。
注目は福本清三。『仁義なき戦い 広島死闘編』よりもすごいパフォーマンスをやってのけてます。
藤純子に絡むもさしていた和傘で押さえつけられ、傘で投げ飛ばされてしまいます。
敵役の名和宏ですが、先日親から、すごい話を聞かされました。洋泉社・徳間書店系の方は信じな
いと思いますが。
この方、能の名家の出というのはご存知かと思いますが、高校は地元熊本で一番の進学校。しか
も、今と違って細身だったので、「熊本じゅうの女学生の憧れ」だったそうです。ホンマかいな。


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